ここでは、医院内の出来事やセミナー体験記等を更新して参ります。
こんにちは。スタッフの石川です。
先日、近々外反母趾の手術をされるという患者様がおられました。実は私も軽度の外反母趾。今まで見て見ぬふりをしてきましたが、その患者様に症状のお話などを聞いてるうちにとっても怖くなってきました。
そもそも外反母趾とは・・・
足の親指の付け根の骨が内側に飛び出し、親指が小指側に曲がってくる病気のことで、原因はハイヒール(一般にはヒールの高さ6センチ以上のこと)の普及で女性に多い病気だそうです。
本来、体重はかかとと親指と小指の3点でささえなければならないのですが、ハイヒールのようにつま先が細く、ヒールの高い靴では、足の指は狭い靴先で圧迫され、かかとでも支えられず、親指と小指の付け根の関節に体重がかかってしまい、結果、外反母趾になってしまうそうです。
そして、足に合わない靴を履き続けていると、大きなストレスになり、やがては高血圧・糖尿病になりやすく、それらが重なると血圧を急に変動させて心臓停止になることも不思議ではないそうです。
痛みがひどくなると手術で治すそうなのですが、外反母趾の手術は飛び出した骨を削るので(ひえーーー)、術後も1カ月は車イス生活、きれいになるまでに半年はかかるそうです。
想像しただけでもとっても怖いですよね。靴って体にとって、実はとっても大切なものだったんだと実感しました。そして、早速自分の持っている靴を見直してみました。
ハイヒール4足、妊娠中に買ったヒールの低いブーツ、随分昔に買ったボロボロのスニーカーでした。
私は背が低いので、少しでも高く見せようと、6センチ以上のヒールを履くことが当たり前になっていました。結果、外反母趾になってしまいましたが、足の事を考えるともうそんな事言ってられません。実際、お話させていただいた患者様も、靴をはいてなくても何もしてなくても足が痛いとおっしゃられてました。そうなってからでは遅いですよね。
早速、心を入れ替えた私は、何年かぶりにスニーカーを買いに行ってきました。とっても新鮮でした。そして、今更ながらご近所履きのCROCSも購入しました。ヒールがないと、視界も狭くなってしまったような気もしますが、これも健康のため!!
ちなみにどうしてもハイヒールが履きたい人は、通勤のときはヒール。仕事中はぺたんこ靴などと履きわけるといいそうです。
健康は足元から。皆様も一度、自分の足を見直してみてはいかがでしょうか・・・。