ここでは、医院内の出来事やセミナー体験記等を更新して参ります。
どうも!
有田です!
ようやく暖かくなってきましたね♪
でも朝晩はまだ寒いので皆さん風邪を引かないように気を付けてくださいね!!
さて、今回はインプラント治療を行う上で、上顎の骨が少ない場合に必要とされるソケットリフトとサイナスリフトとの違いについて簡単に説明しようかと思います。
歯がないと噛みにくいから、入れ歯ではよく噛めないから...と、インプラントをいれようかと考えてらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
そのとき、歯科医師が最初に注目するのが顎の骨がどの程度残っているかということです。
実は、顎の骨というのは長期に渡り歯が無い状態で放置していたり、入れ歯を使用し続けているとどんどん減っていってしまうのです。
その顎の骨の状態を確認する為に、CT撮影が必要となります。
上顎には上顎洞という洞穴があり、骨が足りない場合にそこに骨を造るのです。
そのときに使われる術式がソケットリフトとサイナスリフトです。
まず、ソケットリフトから説明します。
骨はある程度あるがインプラントを埋入していくと少し上顎洞内に突き出てしまう、といった時に使われる術式で、突き出る部分だけ骨を造ります。
金槌みたいなものでコンコンするので、響く感じがあるかもしれません。
骨が挙がって無事インプラントが入りました。
次にサイナスリフトです。
これはソケットリフトでは十分な初期固定が得られない(インプラントがその場にとどまれない)くらい骨がない場合に使われる術式で、上顎洞内にたくさんの骨を造ります。
外科的侵襲が大きいので腫れる可能性が高くなりますが点滴をしておくとかなりの確率で抑えられます。
インプラント予定部位にたっぷり骨ができました!これでインプラントができます。
このようにして骨を造ると、後は通常のインプラント治療と同じなのでまた歯が復活したような感覚で美味しくご飯が食べられるようになります!
簡単に説明しただけですので、もし入れ歯が噛みづらい方や、骨が無くてインプラントは無理と言われた方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談くださいね。