国際歯科大会参加レポート
2023.10.02コロナ禍も終わり大きな勉強会は数年ぶりで私自身国際歯科大会は初参加。 参加者も非常に多く立ち見があるセッションも多数見られ併催のデンタルショーでも歯科業界の全体のDX化の流れは進んでる様に感じました。 講演内容もデジタルに関する事が多く技工の分野ではデジタルは必須であり、材料の進化とともにより天然歯に近い技工物がより簡単に作れるようになってきてると思いました。 今回参加した中で印象に残ってるのはドイツの歯科技工士マイスターの資格を持つ大川友成先生の講演です。 接着ブリッジの講演でこの分野では世界的権威のドイツキール大学のキャーン教授とのコラボレーション。 科学的根拠に基づいた医療をし数年経った症例でも良好な状態でそれに満足されてる患者さんの自然な笑顔が印象的でした。 グループ全体からの参加者も多く入社して3か月の私には初対面の方がほとんどでしたが気さくに話をして頂き楽しい時間を過ごせました。また患者さんの為により良い治療を、より良いサービスを提供したいと言う思いが勉強する為のエネルギーになっていると感じました。 患者中心の医療とはMI×DX=PX MI(Minimal intervention) DX (Digital Transformation) PX (医療サービスによる患者の具体的な経験、患者中心性の質的指標) と提唱されている先生がいらっしゃいましたがその通りだと思います。 自分自身の歯が悪くなっても出来るだけ歯は削りたくないし金属の歯は入れたくない白い方がいいとなるのでDXの流れは止まらないと思います。 まとめ DR、DH、DTが一緒に学ぶことで共通の認識を持ちそれが患者さんに届けられるというのが大事だと思います。 先生や医院スタッフの顔がわかる身近な距離感、確認、連絡の取りやすさがあるのが法人内の技工所の大きなメリットでありそれらがやりがいになり知識、技術の向上に繋がっていくと思います。 従来型の技工所(鋳造機がないのには驚きました)ではないデジタルに特化した技工所でこれからの流れを取り入れつつ医療人として貢献していきたいと思います。 近藤真幸
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