「デンタル・ビジュアライゼーション」
出版!!!
その名は、『デンタル・ビジュアライゼーション ~臨床に役立つデジタル歯科用写真撮影のワークフロー~』
この書籍の内容
現代の歯科の臨床現場においてもはや必須となっている写真撮影、そのスキルを高めるために活躍する書籍であり、2018年に英語版が出版されて以降、世界中の歯科医師がこれを読んでカメラスキルの向上を図っているそうです。
そのような最新の書籍を読んでぜひ学びたい!と思う日本の先生もたくさんいらっしゃいますが、
「でも、英語版は読むのはちょっと苦手…」なんて声もたくさん…(私もその1人…)
そんな先生方のために、当法人の理事長である山本とその師である日本臨床歯科学会東京支部会長の大河先生が翻訳をしてくださり、この度待望の日本語版が出版される運びとなりました!!!
書籍を出版する、という仕事はとても名誉ある仕事です。
現在から後世に向けて、会ったことが無いが本を手にした人にたくさんの情報と技術を伝えることができるからです。
一般書籍ならば、なんとなくの近いニュアンスで内容を伝えることができるかもしれませんが、
専門書に求められる翻訳は、いかに正確な情報を的確に伝えられるか?
という部分が肝心かと思います。
そのためには、専門的な知識やその経験が必要なのですが、理事長はこの分野に関して日本の歯科医師の中でもトップレベルの仕事をされています!
プロカメラマンですか?
と聞きたくなるような機材が所狭しと医院に溢れていますので初めての患者様はいつも驚かれます(笑)
著者のミレッラ先生と山本理事長
著者のミレッラ先生はイスラエルの先生で新進気鋭の女性歯科医師として、現在世界を股にかけてご活躍されています。
理事長も翻訳中であった昨年、ブルガリアの学会でお会いし、本の内容について語り合ったそうです。
歯医者が写真を撮る理由
そもそも、「歯医者さんと写真?」自体がピンとこない方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、現代の歯科医療において、
写真という情報をしっかりと記録すること、その情報を歯科衛生士さんや歯科技工士さん、時には患者様と共有することは高いレベルの仕事をする上では、もはや必須の作業となっています。
「写真を撮る」、「記録を残す」という作業は手間がかかります。
ですが、その継続的な記録があるからこそ、患者様に適切な情報を伝えることができ、長期に渡る健康とお口元の美しさを提供できるのです。
よく言われるのが、「良い歯医者さん選びの基準は?」という質問に対する答えとして、
「その歯医者さんが日常的に写真の撮影を行い、その経過や状態の説明をしてくれること」
というものがあります。これは私もそう思います。
「写真を撮る→記録を残す→証拠を残す」
自分の仕事に責任を持ち、その患者様を長く診ていきたい、という思いがそこにはあります。
そして患者様にきちんとした説明をしたい、と考えているからです。
この本を読み、学び、少しでも多くの歯科医師のスキルが向上し、たくさんの患者様に還元されることを期待しています!
私もその1人になれますように、早速読むことにします!!!
スマイルプラン オーク歯科クリニック院長 末松